こんにちは、souです。
今回は、鈴木光さんが書かれた、「夢を叶えるための勉強法」について解説していきます。
私が説明するまでもないですが、著者の鈴木光さんは、現役の東大生(3月卒業予定)で、人気番組である東大王では、2017年から伊沢さんたちと並んでレギュラー出演されています。
そんな鈴木さんはInstagramをやられているのですが、数多くの勉強に関する質問が届くそうです。
しかし、質問すべてに答えることができないため、本書が出版されたとのことです。
本書の内容を知ることで、どんな人でもゼロの状態から志望校合格への道筋が見えてきます。
ということで、早速解説していきます。
↓YouTubeでも解説しています!チャンネル登録もお願いします
目次
目標の立て方
「目標が大事」ってことは、いろんなところで言われていますよね。
とはいえ、目標の立て方って難しいですよね。
まる君
souさん
目標を立てる時は、「大目標」「中目標」「小目標」の3つを決めることから始めるのが得策です。
これは、過去の記事でも解説した通りですね。
それぞれの目標を具体的にいうと、下記のようなものですね。
・中目標→大目標を達成するために必要な数ヶ月単位の目標
・小目標→さらに細かく、数日・数週間単位で立てる目標
大目標が決まると、勉強の方向性が決まり、中目標が決まると、勉強の内容が決まります。
そして、小目標が決まると、勉強のペースが決まります。
souさん
まる君
答えは、「山登り」です。
自分が今、山の何合目にいるか分からないと、不安になりますよね。
ですが、自分のいる位置さえ分かれば、とりあえずは安心できます。
勉強もこれと同じです。
「今私は目標の何割を達成しているんだろう?」と問いかけて、現在地を把握して正しい方向に進めれば、いずれ頂上にたどり着けます。
目標を立てることは勉強の第一歩なので、まずは目標を立てることから始めてみてください。
勉強の密度を上げる2つのポイント
結論、勉強の密度を上げるためには「量」と「質」の両方を高める必要があります。
鈴木さん曰く、「勉強を始めたての人は、まず短い勉強時間の中で質を上げたほうが良い」とのことです。
「まずは短い時間でも良いので、質の高い勉強をしよう!」
これが、鈴木さんの考え方です。
質を上げる方法
本書の中から重要だと思ったものを、4つ厳選して紹介しますね。
①夜にしっかり寝る
どれだけ勉強を頑張っても、睡眠が足りていないと学んだことは脳に定着してくれません。
ウエスタン大学の研究によると、脳が最も働く睡眠時間は「7〜8時間」と言われているので、まずは7時間を目安に寝てみてください。
②どうしても眠い時は時間を決めて昼寝をする
睡眠時間が足りていても、昼過ぎに眠くなることはありますよね。
そんな時は、シンプルに寝ましょう。時間は、「20分前後」がオススメです。
souさん
③自分を誘惑するものから物理的な距離を置く
スマホやゲームなど、誘惑に負けてしまうことありますよね。
誘惑に勝つためには、環境を変えることが最も効果的です。
④人目のある場所で勉強する
「家で勉強したら集中できないのに、図書館で勉強したら信じられないくらい捗った!」みたいな経験ありますよね。
これは「ピアプレッシャー」と呼ばれるもので、日本語では「同調圧力」と言います。
良い意味で、圧力がかかるわけですね。
どうしても集中できない時は、誰かが集中して勉強している場所に行くのも効果的ですね。
自宅と学校以外でオススメの勉強場所3選【科学のお墨付きです】時間を伸ばす方法
勉強時間を伸ばす方法についても、重要だと思った部分を3つ厳選して紹介しますね。
①1日の勉強時間を記録する
勉強時間を記録することで、自分がどのくらい勉強したかが分かりますよね。
これがとても大切で、具体的に数字で分かるようにするのがポイントです。
少し話はそれますが、記録には「体重が減る」「幸福度が上がる」といった数多くのメリットがあるので、ぜひ習慣にしてみてください。
【要約】「脳の教科書」から私たちが日常生活で活かせること②休憩を挟む
どれだけ集中力が続く人でも、連続で集中できるのは「90分」と言われています。
また、これはいろんな本に書かれていることですが、集中力が続く人は長い時間連続で集中しているわけではありません。
こまめに休憩をとって、集中する時の深さがとんでもなく深いんですね。
souさん
休憩中の過ごし方に関しては、過去の記事をご覧ください。
勉強効率が爆上がりする休憩の過ごし方【時間も解説します】③勉強場所を変えてみる
ずっと家で勉強していると、なんだか勉強に飽きてしまうことありますよね。
そういった時は、別の場所で勉強しましょう。
先ほども言ったように、図書館で勉強するのはオススメです。
オススメの勉強場所に関しては、過去の記事をご覧ください。
暗記の基本的なコツ
あなたは普段、どんなやり方で暗記していますか?
どんな方法でも覚えられればOKですが、どうせならなるべく短時間で、効率よく覚えたいですよね。
これからお伝えするコツさえ抑えれば、どんなに暗記が苦手な人でも、嫌でも暗記が得意になっていきます。
コツ①:問題形式で記憶を確認する
何かを覚えたい時は、まずは、とにかく教科書やプリントなどを加工します。
みんながよくやる、「緑のマーカーを引いて赤シートで見えなくさせる」みたいな方法です。
そして、覚えられていなかったところに、正の字を一画ずつ書いておきましょう。
コツ②:苦手なところを重点的に確認する
先ほど、赤シートで隠してチェックをした時に正の字をつけましたよね。
2回目からは、正の字がついているところに、時間とエネルギーを注ぎましょう。
コツ③:分割してちょっとずつ覚える
暗記する時は、一気に覚えようとしないことが大切です。
1回で覚えられる天才的な人もいますが、私を含めてほとんどの人は、1回見ただけだと覚えられないですよね。
例えば、英語の単語帳を1日10ページ進めるとしたら、1回に確認するのは1〜2ページくらいということですね。
2ページ分しっかり覚えられたら、英語だけを見てパッと意味が分かるかをテストし、分からなかったらまた正の字をつけましょう。
コツ④:忘れかけた頃にまとめてチェックする
2ページずつ覚えながら進めて6ページ目くらいまでいくと、1ページ目で覚えたことを忘れてしまいますよね。
そういった時は1ページ目に戻って、100%正解できるところ以外の全てをテストしましょう。
コツ⑤:日をまたいでさらにチェックする
記憶が最も定着するのは「寝ている時」です。
リヨン大学が提唱した方法に「インターリービング睡眠」というものがありますが、これは暗記した後に睡眠を挟んで、起きた後に復習することで、記憶力が2倍になるというものです。
曖昧な記憶は、寝ている間に全て抜け落ちてしまっているので、日をまたいだら復習したほうが良いんですね。
私の中学生時代の話
私の中学校では、「百人一首を誰が一番早く覚えられるか」という儀式みたいなものがありました。ちゃんとした授業の一環ですけどね。
負けず嫌いだった私は、死に物狂いで100個覚えて一番早く覚えることができました。
この時に私がとった戦略が、まさに今話したようなことです。
具体的には、次のようなことを実践していました。
②親に手伝ってもらってテストをする
【保存版】科学で証明された「最強の勉強法」』でも解説したように、どの論文を見ても、テスト(検索学習)は効果があることが証明されています。
何かを覚えたい時は、ぜひテストする機会を作ってみてください。
まとめ:暗記を制するものが受験を制する
最後の部分でも取り上げたように、この本では暗記について詳しく書かれていました。
おそらく、鈴木さんとしても暗記を重視していたんだと思います。
実際、受験は暗記が9割と言っても過言ではないですよね。
もちろん、闇雲に覚えれば良いわけではありませんが、多くの知識を頭に入れる必要があることは間違いありません。
それくらい効果の出るものなので、ぜひ実践してみてください。
今回は、みんな大好き鈴木光さんの初となる著書を要約してみました。
もっと詳しい内容を知りたい方は、ぜひポチッてみてください。
では、また。
コメントを残す