こんにちは、souです。
睡眠を大切にしながら生きています。
人生で最も大切なのは「睡眠」だと、本気で思っています。
さて、先日に下記のようなツイートをしました。
✅脳が最も働く睡眠時間は「7〜8時間」
これは、ウエスタン大学が18~100歳までの10,000人以上を対象にした研究で分かっていることです。
ちなみに、これより多くても少なくても良くないそうです。
特に慢性的な睡眠不足は脳を激烈に悪化させるので、最低でも7時間は寝るようにしましょう。
— souさん (@jukenkakumeika) January 12, 2021
現役トレーナーである私が、プロの観点から睡眠の大切さを解説します。
目次
最も勉強が捗る睡眠時間は?
結論、最も勉強が捗る睡眠時間は「7〜8時間」です。
ウエスタン大学の大規模実験
脳にとって最適な睡眠時間を導き出したのが、ウエスタン大学が行った大規模な実験です。
規模の大きさは、実験の詳細を見れば明らかですね。
・参加者の大半は英国、カナダ、アメリカだが、インド、ニュージーランド、パキスタンなども入っている
・全員の睡眠時間だけでなく、うつや不安を経験した頻度なども調べている
・また、短期記憶・問題解決力・注意力・コミュニケーション能力などの認知機能の変化についても調べている
まる君
souさん
実験結果
実験の結果、次のようなことが分かっています。
・睡眠時間が7〜8時間より多くても少なくても、脳は働かなくなる
・テストの前夜に通常より多く眠ることは、より良いパフォーマンスにつながる
・慢性的な不眠は、脳を激烈に劣化させる
・睡眠と認知の関係は年齢に関して不変であり、最適な睡眠量はすべての成人の年齢層で類似している
特に重要なのが、「睡眠時間は7〜8時間より多くても少なくても脳の働きが悪くなる」という点です。
また、7時間未満と8時間以上の悪影響の大きさはどちらも同じとのことで、過眠にここまでのデメリットがあるのは意外ですね。
souさん
自分にとって最適な睡眠時間を見つける方法
脳が最も働く睡眠時間を理解したところで、次は自分にとって最適な睡眠時間を見つけましょう。
基本的には「7〜8時間」が目安になりますが、もちろんこれには個人差があります。
例えば、アレルギーの人なんかはより多くの睡眠時間が必要で、成人でも10時間ほど眠る必要があるそうです。
最適な睡眠時間を見つけるための質問
自分にとっての最適な睡眠時間を見つける方法としては、次の4つの質問を自分に問いかけるのがオススメです。
②目が覚めてベッドから出るのに苦労する(頭がボーッとするぐらいならOKです)。または、朝にカフェインをとらないとシャキッとしない。
③週末になると、平日よりも多く眠ってしまう。
④週に1〜2回は睡眠が7時間を下回る日がある。
かなり厳しい基準ですが、以上のチェックポイントの1つでも「イエス」なら、適切な睡眠が取れていない証拠です。
眠らないことは借金があるのと同じ状態
きちんと眠らない状態が続くと、「睡眠負債」と呼ばれる状態に陥ります。
これはその名の通り、借金のように睡眠不足がかさんでしまう状態のことです。
具体的には、睡眠負債が30分重なるごとに、次のようなことが起きることが分かっています。
・インスリン抵抗性が39%アップする
インスリン抵抗性とは、簡単にいうと「インスリンの効き具合」を意味します。
これがアップした状態が続くと、膵臓のインスリン分泌機能が低下し、血糖値が上昇するため、Ⅱ型糖尿病を引き起こす原因になります。
睡眠時間が30分足りない日があるだけで、17%も肥満になりやすいのは怖いですよね。
最適な睡眠時間を実現するために今すぐできること
では最後に、自分にとっての最適な睡眠時間を実現するために、あなたが今すぐできることを3つ紹介します。
②日没後は、できるだけ照明を暗くする
③カーテンを開けて寝る
それぞれ解説していきます。
①寝る1時間前からはデジタル機器を使わない
これが最も効果を実感できる習慣です。
ジュネーヴ大学が行った実験によって、「スクリーンの使用を制限するほど、早く就寝し、睡眠時間も増える」ことが分かっています。
またこの実験では、日中の注意力も改善しています。
souさん
スクリーンタイムなどを活用し、寝る1時間前からのネット断食するのがオススメです。
②日没後は、できるだけ照明を暗くする
もともと人間は、日の出とともに起床し、日没とともに寝るような生活をしていました。
なので、その生活リズムが体の中に残っています。
この生活リズムを実現するためには、日没後に照明を暗くして過ごすのが一番です。
ただ、それだと生活に支障が出ると思うので、ブルーライトカット眼鏡を活用するのがオススメです。
souさん
③カーテンを開けて寝る
先述した通り、人間は光とともに起きる生活をしてきました。
なので、カーテンを開けて寝て、太陽の光で起きるのがベストです。
ただし、防犯上カーテンを開けて寝られない方もいると思います。
そういった方は、光アラームを活用するのがオススメです。
souさん
この3つを意識すれば確実に今よりも睡眠の質が上がり、結果的に成果も出やすくなります。
ぜひ今日から意識してください。
では、また。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6289236/
https://www.sleephealthjournal.org/article/S2352-7218%2815%2900015-7/abstract
https://academic.oup.com/sleep/article/42/9/zsz125/5513278?login=true
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