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【書評】「大学受験がしんどくなったときの息抜きのヒント」の要約と感想【受験生の悩みを全て解決】

【書評】「大学受験がしんどくなったときの息抜きのヒント」の要約と感想【受験生の悩みを全て解決】

こんにちは、souです。

今回は、砂川信哉さんが書かれた「大学受験がしんどくなったときの息抜きのヒント」について解説していきます。

東大生が書かれた本なので「勉強法」について書かれていると思われた方も多いと思いますが、本書は砂川さんが受験生からよくされる質問に、ご自身の体験談や周りの東大生の様子をもとに解説していく、という内容になっています。

私はこれまで3,000人以上の受験相談に乗ってきたのですが、「嘘でしょ!」ってくらい、本書で書かれている内容と同じでした。

「悩みはだいたい似ている」ということですね!

souさん

本記事では、本書の中から特に重要だと思った7つの悩みをピックアップして、それぞれの悩みをズバッと解決していきます。

受験生のよくある悩み7選

受験生のよくある悩み7選

結論からお伝えすると、受験生のよくある悩みは、下記の7つです。

①勉強する意味ってなんですか?
②自分に合った勉強法の見つけ方を教えてください
③勉強は、量と質どちらが大事ですか?
④勉強の計画の立て方を教えてほしい
⑤集中力が持続する方法について知りたい
⑥朝型と夜型どちらにするべきですか?
⑦ゲームやスマホとの付き合い方を教えてください

では、それぞれの悩みをズバッと解決していきましょう。

①勉強する意味ってなんですか?

ザ・王道の質問ですね。
勉強する意味が分からない方は、多いのではないでしょうか?

そもそも、勉強はしなければいけないものではありません。
世の中には生きていくのがやっとで、勉強どころではない方がたくさんいます。

そんな状態の中で「勉強に打ち込めること」。
これはとても恵まれていることですよね。

確かに、将来仕事をする上で、学校の勉強が役に立つかと言われれば、必ずしも必要ではないことは事実です。
大学に進学するよりも、専門学校や修行で実践を積んだほうが良い場合もあります。

「勉強はあくまでも人生の選択肢の一つ。」
これは、必ず理解しておくべきポイントです。

勉強する意味

この前提条件を踏まえた上での勉強する意味は、「勉強して見識が広がれば、世の中の見え方が変わるから」です。

事前に知っている知識が多かったり、普段から頭を使って考えていたりすると、物事を見る「目」が養われます。
そうすると、物事をより高い解像度で深く理解できるようになるので、一見バラバラに思える情報でも、共通点や関係性が見えるようになります。

こうやって勉強を続けていくと、分かることやできることが増えて、人生の選択肢も増えていくわけですね。

メンタリストDaiGoさんの人生の目的

私の意見としてもほとんど同じで、シンプルに知らないことを知ることは面白いですよね。
メンタリストDaiGoさんの人生の目的は、「知識の最大化」だそうですが、本当にその通りだと思います。

本質的に「勉強が面白い」と感じられるようになれば、どんな勉強も苦痛ではなくなりますよ。

②自分に合った勉強法の見つけ方を教えてください

過去の動画でも触れましたが、勉強法は正直何でも良いです。

関連動画
勉強は、努力か才能か?7分で分かる「『超』勉強力」

「単語は書いて覚えるのは無駄だ!」って言われていますが、それで受かれば全く問題ないですし、「参考書は1冊を何度もやるべきだ!」って言われていますが、たくさん参考書を使って合格しても問題ないですよね。

「受かってさえしまえば、その人にとっては正解。受からなければやり方が間違っていた。」
ただ、それだけです。

私もこれまで勉強法に関する記事は、【発見】99%の人はやっていないオススメの勉強法3選をはじめとして、何十本と書いてきました。
まずは、こういった記事を読んで試してみることが大切です。

初めから「これが絶対正解だ!」と答え探しをするのではなく、やりながら自分にとっての最適解を見つける。
これが、自分に合った勉強法の見つけ方です。

③勉強は、量と質どちらが大事ですか?

勉強において「量」と「質」は、どちらかを選択すればどちらかが損なわれるような、いわゆるトレードオフの関係ではありません。

例えば、あなたが野球選手を目指しているとして、毎日1,000回の素振りを目標にしたとします。
これは、どちらかというと量を重視していますよね。

ただし、1,000回何も考えずに素振りしても、手の豆ができるだけで得るものはほどんどありません。

逆に、「1,000回するのが無駄だ」と言って10回しかしなかったら、量の部分が足りなくなって上達スピードが遅くなりますよね。

「質」と「量」のどちらが大事ですか?という質問は、幸せに生きるためには“愛”と“お金”のどちらが大切ですか?と質問しているようなものです。
愛だけではやっていけませんし、お金だけでもやっていけないですよね。

お金で買える愛はあると思いますが、そこは突っ込まないでください…笑

souさん

量と質はどちらも欠かせませんし、片方しかとれないものでもありません。
あくまでも両立させることが大切です。

まずは量をこなして、その中で質を求めていくのがベストですね。

④勉強の計画の立て方を教えてほしい

計画の立て方に関しては、世の中でたくさんの方法が紹介されています。

例えば、10分単位で細かくスケジュールを組んで、一つ一つこなしていく方法。
私もかつてはこういったやり方を試したことがありますが、自分には合いませんでした。

【悲報】100%達成できない計画の立て方ワースト3でも解説したように、細かすぎる計画は100%失敗します。
あらかじめ余白を作っておかないと、「どうにでもなれ効果」が発動し、勉強自体をしなくなってしまいます。

どうにでもなれ効果については、こちらの記事をご覧ください。

【完全保存版】科学で証明された「最強の勉強法」 【保存版】科学で証明された最強の勉強法【答えは検索学習です】

計画を立てることは大切ですが、その計画を実行するほうが何百倍も大切です。
先ほど解説した勉強法の見つけ方と似ていますが、まずは試してみることが大切です。

計画術に関しても、過去の記事で解説しています。

【1分で完了】目標達成率が2倍になる計画の立て方 目標達成率がグンと上がる最強の計画テクニック 目標達成率がグンと上がる最強の計画テクニック

もちろん、細かく予定を詰める方が自分に合っているという方もいらっしゃると思います。
大事なのは、自分に合った計画術を見つけることです。

早いうちに色んな方法を試して、無理なく高いパフォーマンスを発揮できる方法を見つけましょう。

⑤集中力が持続する方法について知りたい

勉強ができる人を見て、「あの人どんだけ集中力が続くんだろう?」と思うことありますよね?

まる君

あります!

結論からお伝えすると、集中力が続いている人は、「自分が一番集中できる時間帯にやるべきことをやっているだけ」です。
やっているだけというと語弊がありますが、集中力が長く続いている人は、無意識のうちにやっていることだと思います。

特に、集中できる時間帯に苦手科目をやるのはオススメです。

得意科目は、どの時間帯にやってもスムーズにできますよね。ただ、苦手科目はそうはいきません。

意志力に頼るのではなく、「脳が一番働く時間帯にやってしまおう」ってことですね。

⑥朝型と夜型どちらにするべきですか?

これもよく聞かれる質問ですが、結論からお伝えすると、どちらでもOKです。

私は朝が捗るので朝にやっていますが、「どうしても朝が苦手…」という方もいますよね。
そういった方は、無理して早起きする必要はありません。

ただし、試験は朝から始まるので、本番1ヶ月くらい前からは朝型に移行したほうが良いですね。
早起きする方法については、過去の記事をご覧ください。

【必見】早起きするための5つの習慣【今日から実践できます】

「夜型だと思っていても、実は朝型だった」ということもあるので、早起きしたことがない方も3週間ほど試してみてください。

ただ、睡眠時間だけは削らないでくださいね!

souさん

夜型でも朝型でも、睡眠時間を削るのだけはNGです。
最低でも6時間、基本的には7〜8時間は寝ましょう。

【疑問】最も勉強が捗る睡眠時間は?→結論、7〜8時間です 【疑問】最も勉強が捗る睡眠時間は?→結論、7〜8時間です

⑦ゲームやスマホとの付き合い方を教えてください

受験期のゲームやスマホとの付き合い方に悩まされている方は、多いのではないでしょうか?

このゲームやスマホとの付き合い方には、2つのパターンがあります。

1.両立する場合

両立する場合は、時間を決めてやりましょう。
休憩時間に、「太鼓の達人を1曲だけやる」みたいな感じです。

ただ、個人的には、休憩中にスマホを触るのはオススメできないかなという印象です。

2.決別する場合

決別する場合は、一時期だけ思いっきり遊んで、その後はキッパリと辞めてしまいましょう。
「熱中しすぎたら飽きやすくなる」というのは何となく理解できると思いますが、この性質を利用しようってことですね。

辞める時は、手が届かない場所に置いたり、売って完全に手放すのがオススメです!

souさん

私も受験勉強をしている時は、目覚ましを止めたら電源を切って部屋から出していました。
そして、夜ご飯になるまではスマホを触らず、机にかじりつくように勉強していましたね。

中にはスマホを解約する方もいるみたいですが、ここはお任せします。

まとめ:受験勉強はメンタルが大切

まとめ:受験勉強はメンタルが大切

これはあくまでも予想ですが、砂川さんがこういった本を出されたのは、「ご自身がメンタルが弱かったから」だと思います。

砂川さんは、現役時代と浪人時代に一度ずつ東大に落ちています。
特に浪人時代は遊ぶことが多く、それが原因で落ちたとのことです。

こういった背景があるからこそ、勉強法ではなく、メンタル系の本を出されたのではないかと予想しました。

あくまでも予想ですよ!

souさん

私の経験上からも、どんなに勉強を頑張ってもメンタルが弱いと、いずれ勉強しなくなります。
これを防ぐためには、本書のような「息抜きのヒント」が必要です。

冒頭でも書いたように、私がこれまで3,000人以上の相談にのった内容とほとんど同じだったので、本書を読めば90%の悩みは解決されますよ。

では、また。

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