科学的な勉強法をアニメーションで解説≫

【悲報】100%達成できない計画の立て方ワースト3

【悲報】100%達成できない計画の立て方ワースト3

こんにちは、souです。

今回は、ミシガン大学の実験結果などをもとに「100%達成できない計画の立て方ワースト3」について解説していきます。

タイトルに100%と入れましたが、これは盛り過ぎですね…
ただ、それくらい多くの人がやってしまっている計画の立て方なので、当てはまった方は今日から改善してください。

↓YouTubeでも解説しています!チャンネル登録もお願いします


100%達成できない計画の立て方ワースト3

結論、100%達成できない計画の立て方ワースト3は、下記の通りです。

第3位:失敗しないように計画を立てる
第2位:1ヶ月後の目標を立てる
第1位:ToDoリストを作る

どれも、多くの人がやりがちな行動ですよね。

それぞれ解説していくので、当てはまった方は、ぜひ改善してください。

第3位:失敗しないように計画を立てる

ウェルズリー大学のジュリー・K・ノレム博士の研究によると、人間のメンタリティは、下記の2パターンに分かれるそうです。

・防衛的ペシミスト
・戦略的オプティミスト

防衛的ペシミストとは、それまで成功していても「次は失敗するかも…」と考える人のことです。
反対に戦略的オプティミストは、根拠もなく「次も成功するでしょ!」と考える人のことを指します。

まる君

僕は「防衛的ペシミスト」ですね!
日本人のほとんどが防衛的ペシミストだよ!

souさん

私たち日本人の約98%は、「防衛的ペシミスト」に該当すると言われていますが、大事なのはここからです。

この防衛的ペシミストに当てはまる人は『最悪のケースを想定することで成績が向上する』ということが、先述した研究によって分かっています。

具体的な実験内容は、以下の通りです。

実験手順
①防衛的ペシミストの人がダーツを投げる
②その際に、「的のど真ん中に当たった完璧な姿をイメージして投げた場合」と「的にすら当たらないかもと最悪のケースを想像して投げた場合」の2つのパターンに分けて投げる

つまり、気持ちの持ちようで結果が変わるのかを調べたわけですね。

実験の結果、なんと「的にすら当たらないかも」と最悪のケースを想像して投げた場合のほうが、『ダーツの成績が30%も良かった』のです。

つまり、防衛的ペシミストの人は、目標達成率がグンと上がる最強の計画テクニックでも解説した「if-thenプランニング」を活用して、失敗する時のことを考えた上で計画を立てたほうが良いわけですね。

第2位:1ヶ月後の目標を立てる

誤解がないようにお伝えしておくと、1ヶ月後の目標を立てること自体が悪いわけではありません。
目標を立てることではなく、『1ヶ月後』という単位が良くないのです。

ミシガン大学などが行った実験によると、「年単位よりも日単位で計画を立てたほうが、計画に着手するスピードが早くなること」が分かっています。

詳しい実験内容は、以下の通りです。

実験手順
①1100名の被験者に「子供ができたと想像してください」と伝える
②その後、2つのグループに分ける
1.「18年後には、あなたは子どものために大学進学の準備をしなければなりません。学費はいつごろから貯めればいいと思いますか?」と質問をするグループ
2.「6,570日後には、あなたは子どものために大学進学の準備をしなければなりません。学費はいつごろから貯めればいいと思いますか?」と質問をするグループ

その結果、2つ目のグループのほうが「計画に着手するタイミングが4倍も早かった」ということが分かっています。

この計画術には意志力も必要ありませんし、少し意識するだけで効果が得られます。
計画を立てる際には「日単位」で考えるクセをつけるのが良さそうですね。

第1位:ToDoリストを作る

ToDoリスト管理サービスである『I Done This』によると、「ToDoリストの41%は永遠に終わらない」とのことです。

未完のタスクが続いてしまうと、達成したことよりも達成できなかったことのほうが記憶に残りやすいという「ツァイガルニック効果」が働いてしまい、モチベーションが下がりやすくなってしまいます。

ツァイガルニック効果は、悪いことだけではありません。勉強をあえて中途半端なところで終わるのは、ツァイガルニック効果の良い例ですね。

まる君

ToDoリストを作らないなら、何をすれば良いんですか?
ToDoリストをスケジュールに組み込むと良いよ!

souさん

この方法については、人生を激変させる寝る前10分の使い方ので詳しく解説しています。

【実証済み】人生を激変させる寝る前10分の使い方 【実証済み】人生を激変させる寝る前10分の使い方

簡単にやり方を解説すると、「作ったToDoリストをスケジュール帳や手帳に書き込む」という方法です。

これを行うことで、無駄な時間を過ごすことなく、かつ無謀な計画になることも防げます。
ToDoリストを持ち歩くのではなく、作ったToDoリストをもとに、実際にスケジュール帳に組み込むのが良さそうですね。

計画を立てる時に意識すべきこと

今回の内容を踏まえて、計画を立てる時には、下記を意識すると良いです。

・失敗を想定して計画を立てる
・目標の数値を「日単位」で設定する
・ToDoリストをスケジュールに組み込む

これを意識するだけでも、失敗する確率はグンと減ります。
また、どうにでもなれ効果を防ぐために、if-thenプランニングを活用するのも効果的です。

無理なく正しい計画を立てて、目標に近づけましょう。

では、また。

参考文献
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0956797615572231
https://amzn.to/34JkeH0
https://amzn.to/3oKwgI7

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください