こんにちは、受験革命ラボのsouです。
今回は、ジュネーブ大学の研究結果などをもとに「睡眠の質を劇的に上げる方法3選」を解説していきます。
睡眠と学習は一見関係のないものに思えますが、実は大ありです。
適切な睡眠時間に関しては、【疑問】最も勉強が捗る睡眠時間は?→結論、7〜8時間ですが参考になります。
睡眠の質が上がれば、それに比例して成績も上がっていくので、ぜひ今日から意識してください。
目次
睡眠の質を劇的に上げる方法3選
結論、睡眠の質を劇的に上げる方法は次の3つです。
②運動
③ネット断食
それぞれ解説していきます。
①入浴のタイミング
テキサス大学が、過去5322件の睡眠改善に対する入浴の影響を調査した論文から、質の高い13件を抜き出したメタ分析があります。
この研究の結果、『寝る1、2時間前に入浴するのがベスト』という結論が出ています。
もう少し細かいデータを見てみると、このタイミングで入浴を済ませた被験者の睡眠開始時間が、「平均8.6分」も短縮されていたのです。
まる君
souさん
この数値は、全体の約36%が短縮されており、睡眠薬を使った時とほぼ同じレベルの短縮時間と言われています。
温泉療法専門医の早坂先生が書かれた「最高の入浴法」にも、『40℃の湯船に15分浸かるのが、最も疲れがとれる入浴法』と書いてあるので、寝る1〜2時間前に40℃の湯船に15分程度浸かることをオススメします。
ただし、1〜2時間と多少の誤差があるので、ここは自分で試すようにしてください。
②運動
ウェストバージニア大学が、392件の論文から精度の高いデータ3件抜き出したメタ分析があります。
まずは、具体的な研究内容の説明からです。
・運動頻度は週3〜10回
・運動時間は1回あたり20〜90分
・運動内容は「ウォーキング」「有酸素運動」「筋トレ」
・運動強度は中程度から高強度
このように、特別激しい運動をしているわけではありませんでした。
研究の結果、下記のような変化が見られています。
・主観的な睡眠の質が上がる
・入眠までのスピードが早くなる
この研究の結果から推奨されている1週間の運動量が、下記の通りです。
・ランニングなら週に75分以上(高強度)
・筋トレなら主要部位を週に最低2日(中〜高強度)
個人的には、毎日20〜30分程度歩くのがオススメですね。
③ネット断食
ジュネーブ大学が569人の学生を対象にした実験があります。
この実験では、下記の2つのグループに分けて、「午後9時以降のネット断食は睡眠の質に影響するのか」を調べています。
②午後9時以降のデジタル機器の使用を禁止するグループ
その上で睡眠の質やメラトニン分泌量などを調べてみると、下記のような変化が見られています。
・睡眠開始時間は有意に早い就寝時刻を示した
・日中の注意力(反応速度)が改善した
上2つも嬉しいですが、日中の生産性が上がっているのが何より嬉しいですね。
しかし、「午後9時以降のネット断食は難しい」という方もいらっしゃると思います。
そういった方は、「寝る1時間前からのネット断食」をオススメします。
souさん
騙されたと思って、寝る1時間前にスマホを別の部屋に置いて過ごしてみてください。
まとめ:睡眠の質を意識しよう!
繰り返しですが、睡眠の質は成績を上げる上ではかなり大事な部分です。
できる人は無意識のうちにやっていると言えるくらい、成績に大きな影響を及ぼします。
今回は睡眠の質が上がる方法を紹介しましたが、実は気づかないうちに睡眠の質が下がる行動をとっているかもしれません。
詳しい内容に関しては、【意外】実は睡眠の質が下がる行動Top3【解決策も提示します】で書いています。
ぜひ睡眠の質を上げて、勉強効率を上げていきましょう。
では、また。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1087079218301552
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5527334/
https://academic.oup.com/sleep/article/42/9/zsz125/5513278
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