こんにちは、souです。
先日、「東大教授が教える独学勉強法」を読みました。
先日、「東大教授を教える独学勉強法」を読みました。
賛否両論ありますが、独学をする人にとっては参考になる部分が多いので、一度読んでみるのが良さそうです。
詳しい内容やアクションプランに関しては、ブログでまとめます😌 pic.twitter.com/tCPRqZ6dWp
— souさん (@jukenkakumeika) January 29, 2021
今回は書評ということで、要約だけではなく、本書の内容から実生活に活かせるアクションプランも紹介します。
本記事を最後まで読れば、自分に行きたい大学や取りたい資格に独学で合格することができます。
独学を少しでも考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
著者の経歴と本の概要
著者は「柳川範之さん」という方で、前作に『独学という道もある』があります。
現在は、タイトルにもある通り東大の教授をされています。
そんな柳川さんが、なぜ独学の本を2冊も書いているのか?
それは、「柳川さんが高校から大学まで独学で学んできたから」です。
高校生の時、父が仕事でブラジルに転勤になったのをキッカケに独学を始めています。
ブラジルは公用語がポルトガル語なので、現地の学校に行っても分からないので、日本から教科書と参考書を大量に持ち込んで独学したそうです。
そして、そんな過酷な状況の中、大検に合格したのです。
しかし、これまた転機が訪れます。
なんと、大検に合格した後、今度は父の転勤でシンガポールに行くことになったのです。
ただ、柳川さんは無敵でした。
シンガポールでも慶應大学経済学部の通信制を学び、しっかりと卒業したのです。
そんなスーパー独学マンとも言える柳川さんが提唱する独学勉強法を、次章から詳しく解説していきます。
独学のメリット3選
まずは、本書で書かれていた独学のメリットを3つ紹介します。
②自分の頭で考えるクセがつく
③自分に合った参考書が使える
それぞれのメリットについて、簡単に解説します。
メリット①:自分のペースで勉強できる
良くも悪くも、独学は自分のペースで勉強ができます。
確かに、学校や塾の授業では個人個人に合わせた学習スピードではないため、それが本当に適切なスピードかは分かりませんよね。
おそらく、ほとんどの人が適切なスピードで学習できていないと思います。
ですが、独学だと自分に合ったペースで進めることができます。
本書では、「これが独学の最大のメリット」と書かれていました。
souさん
メリット②:自分の頭で考えるクセがつく
学校で勉強する際には、決められたカリキュラムに沿って勉強しなければいけません。
そのため、自分でじっくり考えたり悩んだりする余裕はなく、分からないところはすぐに聞いて解決する必要があります。
ですが、独学だと自分でじっくりと考えて、分からないところに向き合う時間ができます。
とはいえ、考えても分からないことはありますよね。
そんな時には、次の3つの選択が効果的です。
・諦めて誰かに聞く
・別のことをやる
この中で自分なりのルールを決めて、コツコツと進めていくのが独学の良いところなわけですね。
また、柳川さんは「最近の教科書や参考書は、大事な部分がマーカーで引いてあったり、太字になっていたりするので独学でも十分やっていける」と仰っていました。
souさん
メリット③:自分に合った参考書が使える
理解のスピードが人それぞれであるように、教科書や参考書も人によって合う合わないがあります。
柳川さんは高校から大学の独学時代、参考書やテキストはいきなり1冊には絞らず、必ず何冊か目を通すようにしていたそうです。
これは、理解のパターンには相性があり、「この説明の仕方だとわからないけれど、別の説明の仕方をしてもらうと分かる」ということがしばしばあるからです。
確かに、どれだけ分かりやすい学校の先生であっても、100人中100人が納得することはないですよね。
みんなが良いと言っている教科書や参考書が、必ずしも自分に合っているわけではないのです。
souさん
✅独学のメリット
・自分のペースで勉強できる
・自分の頭で考えるクセがつく
・自分に合った参考書が使える独学では、当たりハズレがありません。
勉強の基本なので、独学をクセつけるのがおススメです😌— souさん (@jukenkakumeika) January 27, 2021
上記のツイートの通りで、独学のクセをつけることはメリットしかありません。
独学をする際の目標の立て方
独学をする際には、目標の立て方がとても重要になります。
本書では、次の3つを意識するのが良いと書かれていました。
・長期的な目標は、仮の目標を作る
・目標は「3割達成」でOK
それぞれ見ていきましょう。
まずは、短期的な目標を立てる
先生や授業がないと、どのくらいのペースが適切なのかが分かりません。
そこで柳川さんがとったのが、「短期的な目標を立てる」というものです。
・来週までにはここをマスターしよう
・1ヶ月先にはこういうことをしておこう
上記のような短期的な目標を立てることで、実際の進捗と目標のギャップを理解できます。
これが、自分の到達点や学力のレベルを客観的に見直すことにつながるわけですね。
長期的な目標は、仮の目標を作る
短期的な目標を立てる一方で、長期的な目標も多少なりとも必要になります。
とはいえ、無理に「これ!」という目標を立てる必要はありません。
「将来はこういった仕事をしていたいな!」や「あの人みたいになりたいな!」といったように、ぼんやりした目標でOKです。
・目標を持たずにただ勉強をする
どちらのほうが良い結果を出しやすいかは明らかですよね。
目標は「3割達成」でOK
ここまで短期的と長期的な目標の話をしましたが、柳川さんいわく「目標達成は3割でOK」だそうです。
確かに、毎日立てた目標を達成するのは難しいですよね。
しかも、達成できなかった場合、ほとんどの人は落ち込んでしまいます。ひどい人だと、モチベーションが0になることもあるでしょう。
そこで、効果的なのが「目標達成は3割でOK!」と決めておくことです。
こうすることで、目標達成できなくてもクヨクヨと落ち込むことがなくなるわけです。
独学をする際の情報収集の仕方
独学をする上で大切なのが、情報収集です。
「どんな参考書を選ぶか」「どんな通信講座を受けるか」など、選択次第で独学の結果も大きく変わります。
そんな重要な役割を担っている情報収集ですが、本書では「次の2点を意識しましょう」と書かれていました。
②とっかかりの入門書を3冊買う
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
①最初から集めすぎない
現代ではネットが発達しているため、調べれば大抵の情報は出てきます。
しかし、情報が多すぎるが故に、どの情報が良いのか分からなくなってしまいます。
もしかするとあなたも、勉強法を探しまくって色んなブログを読み漁っているかもしれませんね。
その行動自体は悪いことではないですが、成績は勉強しないと上がりません。
世界一難しい試験を突破する人の勉強法【アウトプットが命です】でも書いたように、アウトプットを前提にした勉強を意識しましょう。
情報収集や資料収集は、『走りながら、その都度その都度探してくるイメージ』でOKです。
②とっかかりの入門書を3冊買う
中には、情報収集をしようとしても、何をすれば良いか分からないという方もいると思います。
そんな方は、入門書を3冊ほど買いましょう。
3冊を読み比べてみると、何となく違いが見えてくるはずです。
後は、自分に合った参考書を見つけて、その1冊を徹底的に読み込めばOKですね。
souさん
本書から学べるアクションプラン
では最後に、本書から活かせるアクションプランを紹介します。
今回のアクションプランは『書店に行き、入門書を3冊買う』です。
先述したように、参考書は人によって合う合わないがあります。
書店に足を運んで実際に目で確かめて、良さそうと思った参考書を3冊ほど買ってみましょう。
そして、家に帰ったらその参考書を使って勉強してください。
【意外】成績が良い人が無意識のうちに取り入れているたった1つの習慣でも書いたように、成績が良い人は少なからず独学力が高いです。鍛えておいて損はない力ので、ぜひ身につけてみてください。
口コミでは賛否両論ありますが、個人的には「独学する人にとっては価値がある本」だと思いました。
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
では、また。
コメントを残す