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【意外】成績が良い人が無意識のうちに取り入れているたった1つの習慣

【意外】成績が良い人が無意識のうちに取り入れているたった1つの習慣

こんにちは、受験革命ラボのsouです。

今回は「成績が良い人が無意識のうちに取り入れているたった1つの習慣」というテーマで解説していきます。

学校や塾で同じ授業を受けても差が出るように、成績が良い人と良くない人には違いがあります。
そしてこの違いは、タイトルにもある通り、成績が良い人すら気付いていません。

今回はそんな成績が良い人が無意識のうちに取り入れている習慣を科学的にご紹介します。

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成績が良い人が無意識のうちに取り入れているたった1つの習慣

結論から言うと、成績が良い人が無意識のうちに取り入れている習慣とは、「1人での勉強時間を長くすること」です。

勉強でもスポーツでも、基本的には同じ授業や練習を受けていますよね。
つまり、差がつくとしたら「1人で勉強する時間や自主練する時間」なんです。

まる君

確かにそうですね!

実際にこの結果を実証したのが、ベルリン芸術大学のバイオリン科の学生を対象にした実験です。

この大学は世界レベルのバイオリニストを排出することで有名で、学生の多くは「10年もすれば世界トップクラスのバイオリニストに名を連ねる可能性が高い」と言われています。

実験の具体的な手順としては、まず教授たちに協力を依頼して、学生30人を以下の3つのランクに分けています。

グループ分け
・Sランク→ほぼ確実にトップレベルのプロになる人たち
・Aランク→Sランク程ではないけど、かなりレベルが高い人たち
・Bランク→将来は音楽の先生になる人たち

特に音楽の世界では「才能は生まれつきによって決まる」という意見が多いのですが、この実験では「他に差がつく要因があるのではないか?」と考えたわけですね。

そして、学生たちに次のような質問をしています。

質問内容
・経歴
・楽器を習い始めた時期
・年齢ごとの毎週の自主練習時間
・入賞歴

結果を見てみると、3つのグループの学生たちの回答はほとんど同じでしたが、1つだけ明らかに違っていた点があったのです。

それが、『1人での練習に費やした時間』です。

18歳になるまでの平均の練習時間を見てみましょう。

・Bランクの学生たち→3420時間
・Aランクの学生たち→5301時間
・Sランクの学生たち→7410時間

まる君

すごく差がありますね!
SとBでは倍以上の差があるね!

souさん

注意
ちなみに、Bランクと言っても他の大学よりはレベルが高いですし、この練習時間だけでも十分すごいです。

実際に私の周りの成績がグングン伸びていた人は、とにかく黙々と1人で勉強していました。
なのでこの法則は、割と何にでも当てはまるのではないかと思います。

1人で勉強することの3つのメリット

1人で勉強することのメリットは、以下の3つです。

①勉強や仕事の生産性が上がる
②リラックスできる
③メンタルが強くなる

それぞれのメリットについて解説していきます。

①勉強や仕事の生産性が上がる

ハーバード大学教授のダニエル・ギルバートさんが、ふたりを背中合わせに座らせて作業をさせる実験を行っています。
その結果、「ひとりで作業をしている」と思っているときのほうが、作業効率が良かったことが分かっています。

ただし、ある程度は誰かに見られていたほうが良いこともあるので、これだけでは一概に「1人で勉強するべき!」とは言えません。
基本的には1人で勉強、怠け癖のある人は誰かの監視のもと勉強、といった風に上手く使い分けましょう。

②リラックスできる

イギリスの環境保護団体Hubbub(ハバブ)によって行なわれた、「The Rest Test」という1万8,000人を対象とした大規模なオンライン調査があります。
この調査によると、「他人と一緒にいる時」よりも「ひとりでいる時」のほうが、リラックスできると感じることが多いことが分かっています。

まる君

人が多いと気疲れしてしまいます…

また同調査では、特にリラックスを感じられる活動として、「読書」や「自然の環境に身を置くこと」が挙げられています。

私はほぼ毎日両方していますが、とてもリラックスできています!

souさん

どんなに受験勉強が忙しくも、10分ほど外に出てリラックスする時間を設けたほうが良いですね。

③メンタルが強くなる

心理療法士のエミリィ・ロバーツ氏が次のようなことを仰っています。

エミリィ・ロバーツ氏

ひとりでいる時間は他者へ従う必要がないため、何をするにしてもプレッシャーから解放された状態になれる。

また、次のようにも仰っています。

エミリィ・ロバーツ氏

社会から干渉を受けず自分の考えと向き合うことで自信向上につながり、精神的によりたくましくなれる。

確かに1人で勉強するのには、かなりの根気がいります。
ただし、「これをやることでメンタルが強くなる」って考えたら頑張れそうですよね。

まとめ

最後に、今回の内容を簡単にまとめておきます。

まとめ
・成績が良い人が無意識のうちに取り入れているたった1つの習慣は、「1人での勉強時間を長くすること」
・基本的には1人で勉強し、怠けてきた時には誰かの監視を利用する

これからは、できる限り1人で勉強する時間を長くとるようにしましょう。

最後に、本記事は『超一流になるのは才能か努力か?』という本を参考にしました。
とても内容の濃い本でしたので、興味がある方はぜひ手に取ってみてください。

では、また。

参考文献
http://archive.boston.com/bostonglobe/ideas/articles/2011/03/06/the_power_of_lonely/?page=1
https://www.bbc.com/news/magazine-37444982
https://www.nytimes.com/2019/10/28/smarter-living/the-benefits-of-being-alone.html

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