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【新発見】実は睡眠の質を下げる行動3選

【新発見】実は睡眠の質を下げる行動3選

こんにちは、souです。

今回は、ニコシア大学の研究結果などをもとに「実は睡眠の質を下げる行動3選」について解説していきます。

みなさん、良く寝れていますか?
このブログを読んでいる勉強熱心な方なら、睡眠が人生において最も大切であることは、理解していると思います。

勉強でも仕事でもスポーツでも、睡眠を怠る人は、ほぼ100%結果が出ません。

もちろん、ビジネスにおいては、睡眠時間を削らないといけない時もあるかもしれません。
しかし、勉強やスポーツにおいては、睡眠不足や睡眠の質の低下は、あってはならないことです。

「たった1日良い睡眠をとるだけで、テストの成績が上がった」なんて研究もあるくらいなので、この動画をキッカケに、今一度睡眠について見直して頂ければと思います。

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実は睡眠の質を下げる行動3選

実は睡眠の質を下げる行動3選

結論、実は睡眠の質を下げる行動は、以下の3つです。

①歯磨き
②お米を食べない
③時間を見る

では、それぞれのNG行動について、解説していきますね。

①歯磨き

歯磨きというと、「おいおい、ご飯食べた後に歯磨きするのは当たり前だろ。虫歯になったらどう責任取るんだ!」と怒られそうですね。
歯磨きは歯磨きでも、ここでいう歯磨きは、「寝る直前の話」です。

「テレビを見ながらウトウト…。やばい、歯磨きしないと」と言って、歯磨きをしたら目が冴えてしまった。
という経験はありませんか?

実はこれ、歯磨きによる歯茎への刺激による、メラトニンの分泌の減少によるものなんです。

メラトニンは、睡眠ホルモンとも呼ばれ、質の良い睡眠を取るためには欠かせません。
私たちの体は起きて日光や光を浴びてから14〜16時間後に、このメラトニンが分泌されて、眠くなるようになっています。

そんな、せっかく分泌したメラトニンを、歯磨きをすることで、分泌を抑制してしまうんです。
眠いときに顔を洗ったら目が覚めるのと似ていますね。

『寝る2時間前までには食事を終えて、10分ほど経ってから歯磨きをする』
これが、アクションプランになります。

反対に、ランチの後の歯磨きは、眠気を覚ましてくれます。
意外と意識していない歯磨きのタイミング、今日からぜひ意識してみてください。

②お米を食べない

ダイエットといえば、糖質制限。
しかし、その糖質制限が、睡眠の質を低下させているかもしれません。

ニコシア大学が行った実験によると、寝る前に高GI値の食事をすることで、睡眠の質が高まること分かっています。

詳しい実験内容を解説すると、まず18〜30歳の男性10人を集めています。
その上で、下記の手順で、高GIと低GIのどちらの食事が運動のストレスをやわらげて、睡眠の質を改善してくれるかをチェックしています。

実験手順
①18時ごろに、SITという、息が切れるくらいの激しめの運動をする
②そのあと、半分の参加者には高GI食品のスチームライスを食べてもらい(高GI)、残りの参加者には、同じカロリーの低GI食品の半ゆでライスを食べてもらう(低GI)
③食事のあと2時間が経ってから寝て、翌朝、睡眠の質がどう変わったかをチェックする
④5日の間隔を空けたあと、高GIと低GIのグループを入れ替えて、また①〜③までのステップを行う

その結果、寝る前に高GIの食事をしたグループにだけ、次のような変化が見られたんですね。

・総睡眠時間が長くなった(426分 vs 364分)
・睡眠の効率も改善した(89% vs 81%)
・眠りにつく時間も早くなった(5.7分 vs 24.6分)
・睡眠中の起きる時間が短くなった(47.4分 vs 80.3分)
・視覚的な反応スピードも改善した(-8.9%)
圧倒的な結果が出ていますね!

souさん

高GI値と聞くと、「血糖値を急上昇させて、インスリンを過剰に分泌させる悪者だ!」と思う方が多いかもしれませんが、まさにその通りです。笑
基本的には、高GI値の食品は避けたほうが良いのですが、睡眠の観点でいうと、逆に高GI値のほうが良いんですね。

私は普段トレーナーをしているのですが、「寝つきが悪い…」という相談を、毎日のように受けます。
話を聞いてみると、糖質制限ダイエットっぽいことをしていて、糖質の摂取量が少ないパターンが結構多いんですよね。

ホントにめっちゃ多い…

souさん

そこで、「もう少し糖質の量を増やしてみましょう!」とお伝えすると、 「おかげでよく眠れました!」とめっちゃ感謝されます。

もちろん、睡眠の質を高めた理由が、お米を食べたことだけではないんですけど、「夜は糖質を制限していて寝つきが悪い」という方は、一度試してみてください。

③時間を見る

今何時か知りたいという誘惑に駆られて時計を見ると、「今寝たら何時間寝れるんだろう」という計算を始めてしまいます。
しかし、こんなことをする度に、体のストレス反応は増加します。

特に、スマホで時間をチェックすると、時間に関する心配だけではなく、ブルーライトを見ることになったり、メールに気を取られることになります。
今日からは、寝る前にスマホを見たら、スマホが爆発すると思ってください。

寝る前のスマホは危険物ですよ!

souさん

また、寝る前と同じで、夜中に起きた時も「時間を見ない」ということが大切です。

人間の体では、コルチゾールというストレスホルモンが、起床時間に向けて勝手に分泌されます。
しかし、夜中に起きたときに時計を見ると、「この時間が私の起床時間だ」と脳が勘違いしてしまって、また同じ時間に起きてしまうんです。

夜中に起きても、時計は見ないようにしましょう。

まとめ:睡眠の質を下げる行動を避けよう!

睡眠の質を下げる行動を避けよう!

では、最後にサラッとまとめです。

まとめ
①歯磨き
→歯茎を刺激することで、メラトニンの分泌が抑制される
②お米を食べない
→高GI値食品を摂取することで、睡眠時間や質が向上する
③時計を見る
→時計を見ることで、無駄なストレスが溜まる

今回は、意外とやりがちな行動を厳選してみました。
もし当てはまったものがあれば、今日から改善してくださいね。

では、また。

参考文献
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6267571/

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