こんにちは、souです。
今回は、大石哲之さんが書かれた、「コンサル1年目が学ぶこと」について解説していきます。
コンサルと聞くと、「私には関係ない」と思うかもしれませんが、実はそんなことありません。
本書では、社会人なら誰でも必要なスキルや考え方が詰まっていました。
周りより一歩リードしたビジネスマンになりたい方は、ぜひ読んでみてください。
目次
一番分かりやすい会話の形
いきなりですが、質問です。
それとも、誰とでもスラっと話せる人ですか?
たぶん、多くの人が苦労するタイプなのではないでしょうか。
souさん
初めましての人と会話するのに苦労するのって、実は理解しやすい会話の形を知らないからだけなんです。
これさえ知ってしまえば、誰とでも会話に詰まることはなくなります。
では、どんな話し方が一番理解しやすいのでしょうか?
ポイントは、2つあります。
①結論から話す
あなたが上司で、部下からこんな感じで言われたらどう思いますか?
かなり大げさに言っていますが、こんな感じで話している人、かなりいます。
この、「結論から話す」を意識するために有効なのが、「PREP法」です。
PREP法とは、PointのP、ReasonのR、ExampleのE、PointのPの頭文字をとったものですね。
詳しい解説に関しては、過去の動画をご覧ください。
関連動画
≫【面接対策】話し下手な人はまずPREP法を使おう【これで緊張なし】
私もこれを意識し始めてから、どんな人と話をする時でも緊張しなくなりました。
ホントに効果抜群なので、ぜひ意識してみてください。
②端的に話す
端的に話す。コンサルの世界では、これを「TalkStraight」と呼ぶそうです。
言い換えると、「変な駆け引きをせず、言い訳をせず、言われたことにきちんとストレートに答える」という意味になります。
上司から「あの資料できた?」と聞かれ時に、「事例を探してみたのですが、なかなか見つからなくて…」と言い訳をするのはご法度です。
まずは、「できました」か「できていません」のどちらかで答えよう、ということですね。
できたかできていないかを知りたいだけです。
社会人になったら、「質問されたら、その質問に対して端的に答える」。
これを意識するだけで、抜きん出たビジネスマンになれます。
圧倒的な思考力を身につける方法
そもそも、思考力ってなんでしょう?
言い換えると、「考える力」ですね。
そんな考える力、思考力を身につける方法は、世の中にたくさん溢れています。
「ニュースや本を読む」「ディベートをする」「数字と根拠にこだわる」などですね。
中でも有名なのが、「ロジカルシンキング」と「仮説思考」です。
souさん
聞いたことある方も初めての方も、この機会にしっかりと頭にいれておいてくださいね。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは、「物事を論理的に考える方法」のことです。
もう少し細かくいうと、「物事を体系的に整理し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法」のことです。
そんなロジカルシンキングを鍛える方法として有名なのが、「ロジックツリー」です。
今回は、このロジックツリーに絞って解説していきます。
例えば、「体重を落としたい」という課題があるとします。
まずは、痩せるための解決策として、どんなものがあるか考えてみてください。
・ジムに通う
・糖質制限をする
・サプリを飲む
すぐに思いつくところで言うと、こんな感じですよね。
では、この課題に対してロジックツリーを使うと、どうなるでしょう。
まず浮かび上がるのが、次のようなものですね。
・消費カロリーを増やす
・体内の不要蓄積物を除去する
これを、さらに分解します。
・消費カロリーを増やす→「カロリー放出量を増やす」「基礎代謝を上げる」
・体内の不要蓄積物を除去する→「脂肪を除去する」「脂肪以外の老廃物を除去する」
すると、上記のようなことが挙げられます。
「体重を落としたい」という課題に対してロジックツリーを使うことで、6つの論点に分解されましたね。
さっきあげた解決策で言うと、それぞれ次のようになります。
・糖質制限する→「口からの摂取量を減らす」に当てはまる
こうやって整理したあと、それぞれの論点について数値分析することで、痩せるために最も重要でインパクトがある解決策が浮かび上がるわけですね。
「ロジカルシンキングについてもっと学びたいぜ」っては、『イシューからはじめよ』という本がおすすめです。
souさん
仮説思考
仮説思考と聞くと、なんだか難しく聞こえますよね。
でも、実は私たちも、一度は仮説思考を実践したことがあります。
例えば、私は名探偵コナンが好きで映画も毎年見に行っているのですが、コナンを見たときに、「あの人がこういう理由で怪しそうだから犯人」みたいな感じで予想しますよね。
これがまさに、「仮説」です。
これをビジネスの世界で例えると、「あのリゾートホテルが1泊5万円もするのに関わらず人気なのは、若い夫婦にターゲットを絞っているからではないか?」といった仮説を立てる。
そして、そこから具体的に客層を分析していく。
これがビジネスの世界で最も大切と言われる、仮説思考の超基本的なやり方です。
「もっと詳しいやり方について知りたいぜ」って方は、この本をポチっ読んでみてください。
最強のビジネスマインド
マインドの説明と言うと、「おいおい、マインドとかどうでも良いよ」「もっと使える技術の話をしてくれよ」。
こういった声が、聞こえてきそうですね。
ただ、これから話すことは、ビジネスはもちろん、友達や恋人、家族といった、人間関係にも通じる、とても大事な話です。
この本で書かれていた中から、「これは日常生活にも通じるな」ってものを3つほど厳選して紹介していきます。
①ヴァリューを出す
ヴァリューを日本語に訳すと、「価値」です。
仕事でいうと、「付加価値」ですね。
ビジネスというのは「需要」と「供給」で成り立っていますよね。
相手がしてほしいこと、これが「需要」です。
この「需要」に対して「供給」することで、ビジネスが成立します。
souさん
誰かが「こういった情報がほしい」といった悩みに対して、私が「こういった方法があるよ」と配信することで、ビジネスが成り立つわけですね。
これって、恋愛でも同じことが言えますよね。
これも、1つのヴァリューです。
ちなみに、私が恋愛で提供できるバリューは、物欲がない、家をきれいに保つことができる。料理する。
といったところですね。
souさん
②「時間はお金」と意識する
「時間はお金です。大切にしなさい。」
こういったセリフは、あなたも何度か耳にしたことがありますよね。
会社員は、会社から給料をもらっています。
言い換えると、「経営者は社員の時間をお金で買っている」ということです。
これは動きようのない事実です。
その上で大切なのが、「あなたが仕事をしている時間は、休憩も含めてお金が発生している」ということです。
例えば、時給1万円の人がいるとします。
この人が20分何もせずに休憩していると、3,000円をドブに捨てているようなものです。
もちろん休憩は必要ですが、「時間はお金」という意識を持つことの大切さは分かりますよね。
③スピードと質を両立する
「時間をかけないと良いものはできない」
「スピードを追求すると質が下がる」
こういった言葉を聞いたこと、または言ったことがある人も多いのではないでしょうか。
ですが、これは大きな間違いです。
なんで質を重視する前に、スピードを意識するのが良いのか。
それは、「徐々に、時間をかけても精度が上がらなくなっていくから」です。
ベル研究所のトム・カーギルさんという方が提唱したものに、「90対90の法則」というものがあります。
いきなり100点をを目指すのではなく、まずは20点でも良いから提出する。
『3日の100点より、3時間の60点のほうが良い』ということです。
まとめ:ビジネス力を鍛える最強の本
ビジネス書は過去に100冊以上読んできましたが、ここまで社会人1年目(コンサル1年目)に絞った本は、そうそうなかったです。
冒頭でも書いたように、どんな仕事にも共通するスキルや考え方の話が盛りだくさんだったので、興味がある方はぜひポチってみてください。
では、また。
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