こんにちは、souです。
今回は、浅田すぐるさんが書かれた「すべての知識を20字でまとめる」について解説していきます。
「読書や教材などを通じて学んではいるけど仕事にいかせていない…」
「たくさん勉強しているのに成績が上がらない」
こういった悩みは、誰しもが1度は持ったことがありますよね。
実はこれ、インプットとアウトプットのやり方を間違えているんです。
本記事を読むことで、学んだことを仕事に生かせるようになって、今の3倍は仕事で成果を上げることができます。
ぜひ要約力を鍛えて、仕事や勉強の成果を上げてください。
↓YouTubeでも解説しています!チャンネル登録もお願いします
目次
学んだ内容を忘れてしまう理由
「いやーこの本は面白い」
「こんなセミナー初めて」
「この教材は人生を変えるレベルですごい」
これまでの人生で、こういった感想を持った経験はありませんか?
もしあるとしたら、追加で質問をさせてください。
「具体的にはどのような内容でしたか?」
「何を学びましたか?」
「どんなところに感動しましたか?」
どうでしょう、パッと答えられましたか?
この質問にパッと答えられなかったら、あなたの学びは、学びになっていません。
では、なぜ学びが学びにならないのか?
これについて解説していきます。
理由①「学びが消費になっているから」
最近のテレビを想像してみてください。
ほとんどが、「何かしらためになる」という、学びの要素が入っていますよね。
こうやって学びが近くになったことは良いことですが、その反面、学びを消費してしまうデメリットのもなるんです。
理由②「思考を整理しながら学んでいないから」
著者や講師の言っていることをそのまま鵜呑みにしても、学んだことは頭に入りません。
一番分かりやすい例で言うと、学校の授業。
先生が板書したものをノートに写しても、1時間後にはほとんど全部忘れていますよね。
受動的な学びは、学んでいるようで学んでいなんです。
理由③「学んだ内容を短く要約していないから」
私が好きな本に「明日死ぬかもよ?」という本があります。
この本を要約した時に、私が次のように言ったとします。
これを聞いて、どう感じましたか?
「結局、どんな内容の本やねん!」ってなりますよね。
まる君
では、「自分の心に正直になることの大切さを教えてくれる本です」と言ったらどうでしょう?
「あーそういう本なんだな」って理解しやすくなるはずです。
短く要約することで、相手にも伝わりやすくなるだけじゃなく、自分の頭にも残りやすくなるんです。
「20字」インプット学習法
学んだ内容を思い出せない3つの理由、覚えていますか?
・思考を整理しながら読んでいない
・学んだ内容を短く要約していない
この3つでしたね。
では、ここまでの話をキーワードだけで書き出してみましょう。
・思考の整理
・端的な要約
この3つになります。
ここは大事な部分なので、頭に入れておいてください。
これを踏まえた上で、「20字インプット学習法」について解説していきます。
具体的なやり方
まず初めに、緑、青、赤の三色のペンとA4(もしくはA3)の紙を、1枚用意します。
道具は、これ以上必要ありません。
用意したら、緑ペンで写真のようにフレームを作成します。
これだけで、何かイメージできませんか?
souさん
次は、左上の第1フレームに、日付とテーマを記入します。
ここは、本の題名などでOKです。
写真では、この本の題名である『すべての知識を「20字」でまとめる』と書いてあります。
次は、赤ペンで本を読む目的を書きます。
私の場合、「20字でまとめることのメリットを理解する」になりますね。
目的を書いたら、まずは一通り本を読みます。
オススメの読み方としては、「7回読み勉強法」です。
関連動画
≫勉強は、努力か才能か?7分で分かる「『超』勉強力」
一通り本を読み終えたら、フレームワークの中央部分を埋めていきます。
本の内容を思い出しながら、または本をペラペラと見返しながら、目的の達成に役立ちそうなキーワードを抜き出していきましょう。このときは、青ペンで記入します。
キーワードを抜き出したら、また赤ペンを持ちます。
私の目的は「20字でまとめることのメリットを理解する」だったので、「20字でまとめることで、〇〇になる」といった表現でまとめられれば良いですよね。
そのために、さっき抜き出したキーワードから、似たような言葉を囲んで、いくつかのグループに分類します。
ここは特にルールはないので、自分なりに似たような言葉や表現を赤ペンで繋げればOKです。
赤ペンを使って、ある程度考えがまとまったら、最後にまとめをします。
ここでは、23字という制約におさめる努力をしましょう。制約があることで、より洗練された要約になります。
どうですかね?
このフレームワークをみた時に、何か感じませんか?
「1枚」の紙に、「フレーム」を書いて、「テーマ」を決めて、埋めていますよね。
こうすることで、目的の明確化、思考の整理、端的な要約、この3つすべてができる。
そうです、この方法を使うことで、『本物の学び』になるんです。
アウトプット力を高める学び方
「アウトプットが大事だ」「アウトプット次第で決まる」
仕事をしていると、こういった言葉を頻繁に聞きますよね。
確かにその通りですが、いざ意味を考えてみると、案外答えられないんです。
もちろん、唯一の正解があるわけではないですが、「アウトプットとは、人に説明できること」。
これが、模範的な答えと言えますよね。
souさん
答えをお伝えする前に、「人に説明できるようになる。」これを言い換えてみます。
すると、「説明を聞いた相手が、「わかった」と言ってくれる。」になりますよね。
これをさらに因数分解すると、「分かる=3つの疑問(What,Why,How)が解消した状態」になります。
仕事を例にすると、下記になりますね。
・Why…企画の背景や出張の目的、真因分析
・How…予算やスケジュール、今後の対応
こうすることで、あらゆるツッコミにも対応できるんです。
自分や周りの人を見てみてください。
すると、下記のおおよそ下記の3パターンの人に分かれるはずです。
・「What」重視で、大量の実例やケーススタディに触れたい人
・「How」で分かる傾向が強く、「どうなるの?」「次は?」といった疑問ばかりが湧いてくる人
つまり、What,Why,Howの3つの疑問符を解消するようにインプットする。
そして、そのままアウトプットして説明すれば、目の前にどのわかり方に偏った人が現れても、「わかった」と言わせることができるんです。
まとめ:要約力を鍛えれば、仕事ができる人になれる!
「要約は必要ない」なんて声も耳にしますが、個人的には懐疑的です。
というのも、説明は短いに越したことはないからです。
時間は唯一、私たちに平等に与えられたものなので、同じ内容を伝えるなら、短いほうが良いですよね。
また、要約することで、以下のようなスキルが身につきます。
・情報収集力
・計画性
・目的の明確化
これは、仕事や勉強において大切なスキルです。
むしろ、これらのスキルがないと、仕事ができる人にはなれません。
中高生でも要約する場面は多いと思うので、今から練習しておくのが良いですね。
社会人の方は機会がないからこそ、本書を参考に、ぜひ要約力を鍛えてください。
では、また。
コメントを残す