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【書評】『すべての知識を「20字」でまとめる』の感想【要約は人生を変える】

【書評】『すべての知識を「20字」でまとめる』の感想【要約は人生を変える】

こんにちは、souです。
今回は、浅田すぐるさんが書かれた「すべての知識を20字でまとめる」について解説していきます。

「読書や教材などを通じて学んではいるけど仕事にいかせていない…」
「たくさん勉強しているのに成績が上がらない」
こういった悩みは、誰しもが1度は持ったことがありますよね。

実はこれ、インプットとアウトプットのやり方を間違えているんです。
本記事を読むことで、学んだことを仕事に生かせるようになって、今の3倍は仕事で成果を上げることができます。

ぜひ要約力を鍛えて、仕事や勉強の成果を上げてください。

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学んだ内容を忘れてしまう理由

学んだ内容を忘れてしまう理由

「いやーこの本は面白い」
「こんなセミナー初めて」
「この教材は人生を変えるレベルですごい」

これまでの人生で、こういった感想を持った経験はありませんか?
もしあるとしたら、追加で質問をさせてください。

「具体的にはどのような内容でしたか?」
「何を学びましたか?」
「どんなところに感動しましたか?」

どうでしょう、パッと答えられましたか?
この質問にパッと答えられなかったら、あなたの学びは、学びになっていません。

では、なぜ学びが学びにならないのか?
これについて解説していきます。

理由①「学びが消費になっているから」

最近のテレビを想像してみてください。
ほとんどが、「何かしらためになる」という、学びの要素が入っていますよね。

池上彰さんのニュース解説や100分de名著、あと、世界一受けたい授業とかも学びの要素が入っていますよね。

こうやって学びが近くになったことは良いことですが、その反面、学びを消費してしまうデメリットのもなるんです。

理由②「思考を整理しながら学んでいないから」

著者や講師の言っていることをそのまま鵜呑みにしても、学んだことは頭に入りません。

一番分かりやすい例で言うと、学校の授業。
先生が板書したものをノートに写しても、1時間後にはほとんど全部忘れていますよね。

受動的な学びは、学んでいるようで学んでいなんです。

理由③「学んだ内容を短く要約していないから」

私が好きな本に「明日死ぬかもよ?」という本があります。

この本を要約した時に、私が次のように言ったとします。

「明日死ぬかもしれないという事実を忘れている私たちに、今一度、今を生きる大切さを教えてくれる本で、挑戦することの大切さや愛する人に気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる良書でした」

これを聞いて、どう感じましたか?
「結局、どんな内容の本やねん!」ってなりますよね。

まる君

なりました…

では、「自分の心に正直になることの大切さを教えてくれる本です」と言ったらどうでしょう?
「あーそういう本なんだな」って理解しやすくなるはずです。

短く要約することで、相手にも伝わりやすくなるだけじゃなく、自分の頭にも残りやすくなるんです。

「20字」インプット学習法

「20字」インプット学習法

学んだ内容を思い出せない3つの理由、覚えていますか?

・学びが消費になっている
・思考を整理しながら読んでいない
・学んだ内容を短く要約していない

この3つでしたね。

では、ここまでの話をキーワードだけで書き出してみましょう。

・目的の明確化
・思考の整理
・端的な要約

この3つになります。
ここは大事な部分なので、頭に入れておいてください。

これを踏まえた上で、「20字インプット学習法」について解説していきます。

具体的なやり方

まず初めに、緑、青、赤の三色のペンとA4(もしくはA3)の紙を、1枚用意します。
道具は、これ以上必要ありません。

用意したら、緑ペンで写真のようにフレームを作成します。

フレームを作成する

これだけで、何かイメージできませんか?

答えは後で伝えるので、次に進みましょう!

souさん

次は、左上の第1フレームに、日付とテーマを記入します。
ここは、本の題名などでOKです。

写真では、この本の題名である『すべての知識を「20字」でまとめる』と書いてあります。

タイトルを書く

次は、赤ペンで本を読む目的を書きます。
私の場合、「20字でまとめることのメリットを理解する」になりますね。

目的を書く

目的を書いたら、まずは一通り本を読みます。
オススメの読み方としては、「7回読み勉強法」です。

関連動画
勉強は、努力か才能か?7分で分かる「『超』勉強力」

一通り本を読み終えたら、フレームワークの中央部分を埋めていきます。
本の内容を思い出しながら、または本をペラペラと見返しながら、目的の達成に役立ちそうなキーワードを抜き出していきましょう。このときは、青ペンで記入します。

キーワードを書き出す

ちなみに、フレームは全部で16個ありますが、全部埋めることが目的ではありません。大いに越したことはありませんが、少なくても大丈夫です。

キーワードを抜き出したら、また赤ペンを持ちます。
私の目的は「20字でまとめることのメリットを理解する」だったので、「20字でまとめることで、〇〇になる」といった表現でまとめられれば良いですよね。

そのために、さっき抜き出したキーワードから、似たような言葉を囲んで、いくつかのグループに分類します。
ここは特にルールはないので、自分なりに似たような言葉や表現を赤ペンで繋げればOKです。

キーワードを繋げる

赤ペンを使って、ある程度考えがまとまったら、最後にまとめをします。
ここでは、23字という制約におさめる努力をしましょう。制約があることで、より洗練された要約になります。

20字で要約する

どうですかね?
このフレームワークをみた時に、何か感じませんか?

「1枚」の紙に、「フレーム」を書いて、「テーマ」を決めて、埋めていますよね。
こうすることで、目的の明確化、思考の整理、端的な要約、この3つすべてができる。

そうです、この方法を使うことで、『本物の学び』になるんです。

アウトプット力を高める学び方

アウトプット力を高める学び方

「アウトプットが大事だ」「アウトプット次第で決まる」
仕事をしていると、こういった言葉を頻繁に聞きますよね。

確かにその通りですが、いざ意味を考えてみると、案外答えられないんです。

もちろん、唯一の正解があるわけではないですが、「アウトプットとは、人に説明できること」
これが、模範的な答えと言えますよね。

では、この「人に説明できるレベル」になるためには、どんなことをすれば良いと思いますか?

souさん

答えをお伝えする前に、「人に説明できるようになる。」これを言い換えてみます。
すると、「説明を聞いた相手が、「わかった」と言ってくれる。」になりますよね。

これをさらに因数分解すると、「分かる=3つの疑問(What,Why,How)が解消した状態」になります。

仕事を例にすると、下記になりますね。

・What…企画の概要や打ち合わせの結果、問題の明確化
・Why…企画の背景や出張の目的、真因分析
・How…予算やスケジュール、今後の対応

こうすることで、あらゆるツッコミにも対応できるんです。

自分や周りの人を見てみてください。
すると、下記のおおよそ下記の3パターンの人に分かれるはずです。

・「Why」をトコトン追求する人
・「What」重視で、大量の実例やケーススタディに触れたい人
・「How」で分かる傾向が強く、「どうなるの?」「次は?」といった疑問ばかりが湧いてくる人

つまり、What,Why,Howの3つの疑問符を解消するようにインプットする。
そして、そのままアウトプットして説明すれば、目の前にどのわかり方に偏った人が現れても、「わかった」と言わせることができるんです。

まとめ:要約力を鍛えれば、仕事ができる人になれる!

要約力を鍛えれば、仕事ができる人になれる!

「要約は必要ない」なんて声も耳にしますが、個人的には懐疑的です。
というのも、説明は短いに越したことはないからです。

時間は唯一、私たちに平等に与えられたものなので、同じ内容を伝えるなら、短いほうが良いですよね。

また、要約することで、以下のようなスキルが身につきます。

・思考力
・情報収集力
・計画性
・目的の明確化

これは、仕事や勉強において大切なスキルです。
むしろ、これらのスキルがないと、仕事ができる人にはなれません。

中高生でも要約する場面は多いと思うので、今から練習しておくのが良いですね。
社会人の方は機会がないからこそ、本書を参考に、ぜひ要約力を鍛えてください。

では、また。

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