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【簡単】今すぐできるストレス解消法5選

こんにちは、受験革命ラボのsouです。

今回は「今すぐできるストレス解消法」というテーマで解説していきます。

生きていると、ストレスを感じることってありますよね?
程よいストレスなら良いですが、ストレスが過剰に溜まると心が壊れてしまいます。

今回は、科学的に証明された今すぐできるストレス解消法を紹介するので、ぜひ参考にしてください!

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前提知識:ストレスが溜まる主な原因

今すぐできるストレス解消法をお伝えする前に、ストレスが溜まる主な原因を理解しておきましょう。

職場や学校での人間関係、環境の変化といったことが挙げられますが、実はこれらの原因よりも重要なものがあります。
それが、「脳の疲れ」です。

確かに、人間関係でストレスが溜まっている方が多いと思います。
しかし、それも根本的な原因は脳の疲れです。

「明日も先生に怒られないか心配だな。」
「あの子とあの子の仲をとりもつの、実は大変なんだよな。」
といったようなことが積み重なると、知らない間に脳は疲れてしまいます。

脳が疲労すると、交感神経と副交感神経のバランスが悪くなってしまい、ストレスを感じやすくなります。

これは、筋肉をイメージすると分かりやすいですね。

筋肉はある程度の負荷を与えると筋繊維が破壊され、筋肉痛が起こります。
しかし、あまりにも負荷を与えすぎると怪我のリスクが高まります。

つまり、「ある程度負荷を与えた後は休息が必要」というわけです。

今すぐできるストレス解消法

結論、今すぐできるストレス解消ほうは以下の5つです。

①不安に思っていることを書き出す
②自然に触れる
③楽しかったことを思い出す
④目を休ませる
⑤本を読む

それぞれについて解説していきます。

①不安に思っていることを書き出す

シカゴ大学のシアン・バイロック教授が行った実験を紹介します。

実験内容
この実験は、20名の大学生に数学のテストを1回目は普通に受けてもらい、2回目のテストでは「成績優秀者には賞金が出る」「試験の様子は数学の教官に見られれている」というプレッシャーを与えられた状況の中で受けてもらうというものです。

そして、2回目のテストを受ける前に、半数の学生には「テストに対する不安」を書き出してもらい、残りの学生には何もせず10分間座ってもらいます。

すると、以下のような結果になったのです。

実験結果
・試験直前に座っていたグループ→1回目のテストよりも正答率が12%下がった
・不安を書き出したグループ→1回目のテストよりも正答率が5%上がった

これは、不安な気持ちを書き出すことで、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶し処理する能力であるワーキングメモリがリセットされたことが要因です。

試験前なんかに使えるテクニックなので、ぜひ覚えておいてください!

souさん

こういった自分のありのままの感情を書き出すことを「エクスプレッシブ・ライティング」と言います。

「エクスプレッシブ・ライティング」の生みの親であるジェームス・ペネベーカー博士は、以下のようにおっしゃっています。

ジェームス・ペネベーカー博士

エクスプレッシブ・ライティングを始めてから、数週間から数ヵ月でうつや不安が改善し、ストレスがおだやかになる傾向が見られた。さらに、その他の研究でも、全体的な幸福感の高まりや、認知機能の改善などが確認されている。

私も半年以上やっていますが、以前よりも精神が安定した実感があるので、ぜひやってみてください!

②自然に触れる

ミシガン大学の研究では、片方のグループには動物園を歩いてもらい、もう片方のグループは繁華街を歩いて、700から13ずつ数字を引いてもらう「数字の逆唱」を行わせたところ、動物園を歩いたグループの方が20%成績良いことが分かっています。

また、頭が良くなる朝の過ごし方【結論:決断の回数を減らそう】でも書きましたが、自然に触れることでリラックス効果が得られるので、疲れる前に自然に触れるようにしましょう。
「家の近くに自然がない」という方は、部屋や机に観葉植物を置くことをオススメします。

頭が良くなる朝の過ごし方【結論:決断の回数を減らそう】

③楽しかったことを思い出す

ラトガース大学の研究では、氷水に手を入れる前に楽しかったことを思い出すと、何も考えずに手を入れた時に比べて、ストレスホルモンであるコルチゾールの値が15%ほどしか上がらないことが分かっています。

よく映画やドラマで社長のデスクに家族写真が置いてありますが、これは科学的に正しい行為というわけです。

まる君

そうだったんですね!

あなたが今すぐできる行為としては、「スマホの待ち受けを楽しかった時の思い出にする」が挙げられます。
こうすることで、スマホを見て楽しかった時を思い出しストレスを緩和することができるので、今すぐ待ち受けを変えてみてください!

④目を休ませる

ストレスを感じる大きな原因は脳の疲れと言いましたが、その脳の疲れを引き起こしているのが「目の疲れ」です。

心理学の世界ではよく「目は心の窓」と言われます。
つまり、目を見ればその人の心の中が見えるというわけです。

これは体の仕組み的にも正しいことで、脳から出ている12の末梢神経のうち、三叉神経、視神経、動眼神経の3つは、目とつながっています。

実際に、脳が処理している情報のうち8割以上は、視覚を通して集められているため、目が疲れると脳の処理能力も低下していきます。

この問題を解決する最も簡単な方法が「仮眠」です。

15分~20分の仮眠をパワーナップと呼びますが、これは実際にグーグルやナイキでも取り入れられている、脳を回復させる効率の良い方法です。

メモ
実際にNASAが行った研究でも、26分の仮眠をとるとパイロットの能力が34%向上することが分かっています。

アイマスクやホットタオルをした上でパワーナップを行うと、より効果を得ることができるので、ぜひ試してみてください!

⑤本を読む

イギリスのサセックス大学の研究では、日常的に読書をする人は読書をしない人に比べて、ストレスが68%も低下することが分かっています。

また、ミネソタ大学でも「1日30分以上の読書」が勧められており、読書のメリットは絶大と言えるでしょう。

オススメはフィクション系の本をゆっくり読むことです。
これは、共感能力が鍛えられ、実社会においても相手の気持ちを汲み取れるようになるからです。

ただし、無理に難しい本を読む必要はありません。
旅行や料理など、自分の趣味に関連する本を読んでも効果が得られます。

【まとめ】今すぐできるストレス解消法5選

まず、ストレスが溜まる主な原因は「脳の疲れ」です。
脳は筋肉と同じで、定期的に休息を取り入れないといずれ爆発します。

なので、以下のような手軽なストレス解消法を実践するのがベストです。

①不安に思っていることを書き出す
②自然に触れる
③楽しかったことを思い出す
④目を休ませる
⑤本を読む

どれも私がほとんど毎日実践して効果を実感しているものなので、ぜひ取り組んでみてください。

では、また。

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