こんにちは、souです。
今回は、マクマスター大学の研究結果などをもとに「成績が上がりやすい人の特徴4選」について解説していきます。
いきなりですが、質問です。
『成績が上がるかどうかは遺伝で決まります』
こう言われて、今どう思いましたか?
99%の人は、「なら勉強なんかしたくない…」
きっと、こう思いましたよね。
まる君
確かに成績が良いかどうかは、「半分くらい遺伝で決まる」と言われています。
でも、半分ということは、「残りの半分は後天的に鍛えることができる」ということです。
あなたもご存知の通り、私は生まれつきの天才でもなんでもありません。
昨日書いたインスタの内容は忘れるし、大学生の時には普通に詐欺にあいました。
souさん
そんな凡人代表の私は、これからいう成績が上がりやすい人の特徴に、1つも当てはまっていませんでした。
なので、もしあなたが1つでも当てはまれば、やり方次第でギュンギュン成績を上げていくことができます。
後半部分では、成績よりも大切なものについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
成績が上がりやすい人の特徴4選
結論、下記の特徴を持った人は、成績が上がりやすいです。
②イケメン・美女
③握力が強い
④しなやかマインドセット
では、それぞれの特徴について、詳しく解説していきますね。
成績が上がりやすい人の特徴①「ゲーム好き」
今、「よっしゃ、俺は毎日のようにゲームしてるから、これからどんどん成績が上がっていくぜ!」と思ったゲーム好きのあなた、ちょっと落ち着いてください。
ゲームはゲームでも、脳に良いゲームと悪いゲームがあります。
シャリテ大学が、被験者に「スーパーマリオ64」を1日30分ずつプレイし続けてもらって、2ヵ月後に全員の脳をMRIにかけた実験があります。
すると、『何もしなかったグループに比べて、海馬、前頭前皮質、小脳のサイズが大きくなっていた』という結果に。
いずれも、記憶や理性をつかさどる大事なエリアで、意思決定などには欠かせません。
逆に、モントリオール大学では、「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」を90時間プレイしたもらうグループと、「スーパーマリオ64」を90時間プレイしてもらうグループの2つに分けて、10週間後に全員の脳をMRIにかけています。
すると、次のような変化が出たんです。
・「コールオブデューティ」のプレイヤーは灰白質が減った
灰白質というのは、ニューロンの代謝や情報処理の中心となる神経領域で、ここが衰えると、脳機能の低下します。
ちなみに、コールオブデューティなんかを、FPSゲームって言ったり言わなかったりしますが、多くのFPSゲームには、画面上にプレイヤーの位置を示すGPSが表示されていて、そのサインのせいで脳の海馬が働かないことが原因と考えられています。
逆に、スーパーマリオは、リアルタイムの判断を要求されたり、3D空間を飛び回れたりできますよね。
これが脳を活性化させてくれる要因ということで、もしゲームをするなら、マリオシリーズやゼルダの伝説なんかをやると良さそうです。
この現象を分かりやすくいうと、旅行の時に目的地をナビに設定するって感じです。
ただし、ゲームのやりすぎには注意しましょう。
長くても、1日3時間くらいまでに抑えてくださいね。
成績が上がりやすい人の特徴②「イケメン・美女」
こういうと、
「おいおい、ワシはイケメンじゃないぞ」
「私は可愛くないよ」
と、猛烈に怒る方がいらっしゃるかもしれませんね。
でも、安心してください。
私も決してイケメンじゃないので。笑
謎におばあちゃん世代にはモテますが、顔は大体名倉さんで、体は泰造さんみたいな人間です。
souさん
「イケメンや美女は収入が高い」というのは、どこかで耳にしたことがありますよね。
これは実際の研究でも分かっていることで、『イケメンは平均よりも4%、美女は平均よりも8%年収が高い』と言われています。
これだけ聞いてもブチギレそうですが、イリノイ大学の研究によると、『ルックスが良い生徒ほど平均より成績が高い傾向が強かった』とのことで、やっぱりイケメンや美女のほうが人生ウハウハになりやすいんですね。
souさん
しかし、実は私のような普通人間にも嬉しいデータが出ているんです。
それが、ニコラス・ハンフリー博士の研究で、博士いわく『ブサイクはイケメンより頑張るから、その点で社会に進化をもたらす存在になるのだ』とのこと。
ちょっとなんとも言えない感じですが、結局、「努力が大事」ってことですね。笑
イケメンや美女に関しては、基本的に後からどうすることもできないので、これから紹介する特徴を鍛えたほうが良さそうです。
成績が上がりやすい人の特徴③「握力が強い」
ちょっと質問なんですけど、握力どれくらいありますか?
調べてみたところ、高校3年生の男子は41.79kg、女子は26.85kgが平均だそうです。
私が高校生の時は壊滅的で、確か、右が25kgで、左が30kgとかでした。
体力テストってあるじゃないですか?あれの点数、3点とかでした。笑
とまぁ、私の話はこの辺にしといて、マクマスター大学の実験によると、『握力と成績に相関関係がある』とのこと。
具体的には、次のような結果が出ています。
・逆に、握力が弱い学生は、勉強も運動にも取り組んでいなかった
もちろん、私も含めてこれが全員に当てはまるわけではありません。
ただ、統計的にはハッキリとした違いが出ているので、握力が強い方は「俺は成績が良くなる可能性があるんだ!」くらいに思っていただければと思います。
成績が上がりやすい人の特徴④「しなやかマインドセット」
マインドセットというと、「おいおい、結局精神論に逃げんのかよ!」「もっと具体的な特徴を出せよ!」と怒られるかもしれませんね。
ですが、たかがマインドセット、されどマインドセット。マインドセットをバカにしてはいけません。
かの本田圭佑さんも、ユースに上がれなかった過去があります。
ただ、周りの人と比べると圧倒的にマインドが整っていたんです。
その結果、プロになり、日本代表にもなって、今や実業家としても活躍していますよね。
souさん
教育心理学者の中では知らない人がいないくらいのキャロル・ドゥエック博士の研究によると、『人間には、「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」の2種類がある』とのこと。
ちなみに、それぞれのマインドセットは、次のような意味です。
→「人間の能力は元から決まっていて、後からは変えられない」という考え方
・しなやかマインドセット
→「人間の能力は後からでも変えることができる」という考え方
分かりやすいいうと、硬直マインドセットが圧倒的九州男児で、しなやかマインドセットが奥さんの尻に敷かれた優男みたいなイメージです。
しなやかマインドセットを持つことで、次のような好循環が生まれます。
・トライ・アンド・エラーの回数が増える
・成功回数が増える
こうなれば、もうこっちのもんです。
あとは、勝手にどんどん成長していきます。
そんなしなやかマインドセットが、本当に効果的なのかを調べた研究があります。
14〜15歳の学生12,542人を対象に、以下の2つのグループに分けています。
②脳の構造について解説した25分の動画を2回見てもらう
どちらのグループも、1回目と2回目の間は、20日間ほど時間を空けていました。
すると、次のような結果が出たのです。
・マインドセットを得ようと頑張った生徒は、平均で0.08ポイントほど成績が良かった
・さらに、マインドセット動画を見たグループは、「落第点」を取る確率が3%ほど低くなった
これだけ見ると「ショボくね?」って思いますよね。
ただ、ちょっと冷静になってみると、マインドセットを変えただけでこの効果はヤバいです。
マインドセットを変えるオススメの動画に関しては、おまけトークで紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
人生の成功に欠かせない「成績やIQ」よりも大事なもの
ここまで成績が上がりやすい人の特徴を話してきましたが、実は、成績よりも大事なものがあります。
それが「セルフコントロール力」で、一番わかりやすいのは、マシュマロの実験ですね。
マシュマロの実験は耳にしたことがない人のほうが少ないと思いますが、目の前にマシュマロを置いて、「15分待てたらもう1つあげる」と伝えて、子供を観察しています。
すると、マシュマロを我慢できなかった子供ほど、20年後に次のような結果が出ていました。
・コミュニケーション能力が低い
・ドラッグや犯罪に手を染める確率が高い
そんなセルフコントロール力を身につける方法が、さっき説明した「しなやかマインドセット」です。
他にも、運動や瞑想、家計簿や食事日記をつける、などでもセルフコントロール力を身につけることができるので、こういったことを意識的に取り入れて、人生をどんどんウハウハにしていきましょう。
まとめ:成績が上がりやすい人は意外な特徴を持っている人!
では、最後にサラッとまとめです。
→マリオやゼルダの伝説がオススメ
②イケメン・美女
→イケメンや美女以外も努力次第で追いつける
③握力が強い
→自分の年齢の平均より上を目指す
④しなやかマインドセット
→TED動画を見る
1つでもあてはまれば、成績が上がる可能性大です。
私のように1つも当てはまらなかった方は、別の方法で努力しましょう!笑
おまけトーク
ここからは、おまけトークです。
「マインドセットって結構重要だよ」って話をしましたが、そんなマインドセットを鍛える具体的な方法が、「グリッド」と呼ばれるものです。
グリッドを辞書で引いてみると、「やる気」とか「根性」みたいな定義になりますが、心理学の用語としては「忍耐力」「意志力」「やり抜く力」「長期的な目標へ向かう情熱」といった意味になります。
そんなグリッドについて超わかりやすく説明された動画があります。
それが、アンジェラ・リー・ダックワークス「成功のカギは、やり抜く力」というTED動画です。≫https://www.ted.com/talks/angela_lee_duckworth_grit_the_power_of_passion_and_perseverance?utm_campaign=tedspread&utm_medium=referral&utm_source=tedcomshare
日本語の字幕もあるので、「俺はしなやかマインドセットを育てたいぜ」っていう、向上心のある方は、ぜひチェックしてみてください。
では、また。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24166407/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28785110/
https://www.wiley.com/en-sg/Physical+Attractiveness+and+the+Accumulation+of+Social+and+Human+Capital+in+Adolescence+and+Young+Adulthood%3A+Assets+and+Distractions-p-9781118880012
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26786173/
https://psyarxiv.com/md2qa
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