こんにちは、souです。
今回は、苫米地英人さんが書かれた「残り97%の脳の使い方」の要約と感想をしていきます。
ただ本の内容をお伝えしても意味がないので、人生が変わるためのアクションプランも合わせて紹介します。
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目次
みんな知らない衝撃の事実
まず初めに、アメリカの公的機関によって発表されたある情報をお伝えします。
・今年生まれる新しい情報の情報量は、過去5,000年間に人類すべてが生み出したすべての情報量よりも多い
・現在人類が生み出している情報は毎週2倍に増えている
この情報、本当だと思いますか?
また、この情報が何を表していると思いますか?
まる君
結論からお伝えすると、この情報が意味するのは「明日になったら使えない情報を、私たちが今日学んでいる可能性がある」ということです。
株式市場を経験したことがある方なら分かりますよね。
私たち人間は、人類の歴史上、最も早い変化を遂げる社会の中で生きています。
実際に、デューク大学のキャシー・デビッドソン教授は、次のように仰っています。
さん
これだけ変化の速い時代についていくために、私たちは何をすれば良いのでしょうか?
それが、『脳を最大限に活用する』ということです。
ぜひ本記事を参考にして、脳を最大限に活用できる人になってください。
「脳が3%しか使われていない」のウソ・ホント
いろんな本やブログで、「人間の脳は3%くらいしか使われていない」と言われていますよね。
実際のところ、この情報は正しいのでしょうか?
著者の苫米地さんによると、「ある程度正しい」が答えになるとのことです。
細かい説明は省きますが、ザックリ言うと『ポケモンのレベル3状態』ということです。
要するに、脳の訓練が足りていないわけですね。
神経の訓練をすることで、このレベル3のポケモンを訓練してレベル100に近づけていく。
これが本書で語られている、最も重要な部分です。
私たちが気づかないうちに陥っている2つの罠
では、そんな脳をフル活用する方法をお伝えする前に、私たちが気づかないうちに陥っている2つの罠について解説していきます。
私たちが陥っている罠①:変性意識
変性意識とは、「臨場感を感じている世界が、物理的な現実世界ではなく仮想世界にあること」を指します。
例えば、「今日のご飯は何をしようかな」と考えるのも変性意識です。
なぜなら、思考が抽象空間だからです。
これが俗にいうトランス状態で、深い意識状態に陥っています。
このように、五感で感じた情報を一切吟味しないことは不可能ですよね。
ということは、私たちにとって変性意識こそ通常の状態なわけです。
ここまで聞いて勘の良い方ならお気づきかもしれませんが、この状態が悪いわけではありません。
変性意識という状態があることを知っておくだけでも、脳をフル活用させることができます。
私たちが陥っている罠②:ロックオン・ロックアウト
突然ですが、少し実験をしてみたいと思います。
もし可能なら手を止めて、ペンと紙を用意してください。
では、問題です。
腕時計を持っている人は腕時計、持っていない人は携帯電話の壁紙のデザインを2分でできるだけ正確に思い出して書いてください。
もちろん、時計を見てはいけません。
souさん
souさん
この実験をセミナーやクラスで行うと、ほとんどの人が間違えるそうです。
しかも、「3〜6箇所」もです。
なぜ、このような現象が起こるのでしょうか?
腕時計は1日に何度も見ているはずなので、普通に考えれば正確に答えられるはずですよね。
まる君
そして、次に「今、時間は何時だった?」と質問をすると、今度もまたほとんどの人が間違えてしまいます。
そうです、時計を見た直後にも関わらずです。
この実験から分かることは、『私たち人間は、重要なものしか見えない』。
また、『見る準備をしているものしか見えない』ということです。
確かに、時計を買う時はデザインが重要だったはずです。
しかし、日常生活の中で時間を確認するためだけに時計を見るようになると、デザインの重要性は低くなっていきます。
実際に、最初の実験ではほとんどの人がデザインを間違えましたよね。
この実験から分かることは、私たちの脳は「1つの情報に集中してしまうと、他の情報が見えなくなってしまう」ということです。
この状態を「ロック・オン」と言います。
そして、私たち人間はある情報をロック・オンすると、他の情報をロック・アウトしてしまいます。
この現象を心理学の世界では、「ストコーマ」と言うそうです。
少し難しい言葉ですが、この後も登場する大切なワードなので、ぜひ覚えてください。
脳をフル活用する方法
では最後に、脳をフル活用する方法について解説していきます。
結論、脳をフル活用する方法は「エフィカシーを高める」。これに尽きます。
ここは超重要なので、必ず覚えてくださいね。
エフィカシーとは、自分のゴールを達成する能力に対する自己満足のことですが、詳しい解説をする前に、コンフォートゾーンについて解説していきます。
コンフォートゾーンはその名の通り、「自分の心地よい領域のこと」です。
初めての飲み屋に行くと何となく不安になるけど、行きつけの飲み屋に行くとなぜか安心する。
これが、コンフォートゾーンの分かりやすい例ですね。
まる君
souさん
このように、私たちはコンフォートゾーンにいるとリラックスすることができます。
これは良いことですよね。
ただ、「成績を上げたい」とか「年収を上げたい」といった目標がある場合、コンフォートゾーンを飛び出さなければいけません。
そのために必要なのが、先ほど登場した「エフィカシー」です。
このエフィカシーを変えることで、2つのことが起こります。
①ストコーマが外れる
1つ目が「ストコーマが外れること」です。
ストコーマがなんだったか覚えていますか?
ストコーマとは、1つの物事に集中すると、他の情報が見えなくなる状態のことでしたね。
偏差値50の人が偏差値60を目指す場合、エフィカシーを変えることで偏差値60の人の勉強法や思考法がしっかりと見えてきます。
そうやって偏差値60のエフィカシーになると、偏差値50の人と一緒にいるのが辛くなっていきます。
そうやって、少しずつコンフォートゾーンを飛び出していくわけですね。
②本当のゴールが見える
2つ目が「本当のゴールが見えること」です。
エフィカシーを変えることで偏差値50のストコーマが消えて、偏差値60の人の勉強法や思考法が見えるだけでなく、ストコーマに隠れていた本当のゴールが見えてくる可能性が高まります。
苫米地さんいわく、その途中で「あっ、これだ!」という本当に欲しいゴールにたどり着くそうです。
ここまでの説明が少し難しかったかもしれないので、一旦まとめますね。
②(それによって)コンフォートゾーンがズレる
③(それによって)ストコーマが外れる
④(それによって)目の前にあった目標達成に必要なものが見えるようになる
⑤(その結果)目標達成する確率が高くなる
「引き寄せの法則」という言葉を、一度は耳にしたことがありますよね。
これが、引き寄せの法則を図解したものです。
当たり前ですが、ものや出来事が自分に寄ってくるわけではありません。
強くイメージすることで、自分がものや出来事に近づいていくわけですね。
アクションプラン
そんなエフィカシーを高めるためにまずやって頂きたいのが、『これまでの経験で非常に誇りに思っていることを5つ書き出す』というものです。
①過去の体験談を書く
まずは、素晴らしい達成や誇りに思っていることを書きましょう。
そして、
・毎日
・1日2回
あなたが書いた各項目を読んでみてください。
その時に再度、達成感や快感が蘇ってくるはずです。
その言葉やイメージを強く感じてください。
そうすることによって、その出来事が起きた時と同じことがもう一度経験できます。
②未来の体験談を書く
次に、夢を書く作業をします。
ここでは、とにかく大きな夢を書きましょう。考えるだけでちょっと怖くなるくらいの夢です。
例えば、ハワイに別荘を買うとかですね。
そして、その夢に向かって先ほど書いた5つの項目を読むときに感じた感情を、シャワーのように浴びせましょう。
これで、過去の成功の感情と将来の目標が繋がっていくわけですね。
それが終わったら最後の段階です。
③上手くいかなかったことを書く
最後は、人生でうまくいかなかったことを5つ書きます。
愛する人の死でも良いですし、過去に大借金したことでも大丈夫です。
とにかく、自分の人生でうまくいかなかったことを5つ書きましょう。
それと併せて、いかにして回復したかを思い出します。
そうすることで、「自分は困難を克服することができる人間なんだ!」と体に染み込ませることができます。
②大きな夢を書き出す
③人生で上手くいかなかったこととそれぞれの克服方法を5つ書き出す
上記のステップを踏むことで、眠ったままの脳をフル活用できるというわけですね。
非常に面白い本だったので、興味がある方は読んでみてください。
では、また。
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