こんにちは、受験革命ラボのsouです。
今回は、ブラウン大学の研究結果などをもとに「成績が良い人が基礎を徹底するたった1つの理由」というテーマで解説していきます。
意外と見落としがちですが、意識するだけで成績がグングン上がるほど重要なポイントです。
ちなみに、ここでいう「成績が良い」は、中学生だと評定平均が4以上の人で、高校生だと5教科の平均が85点以上の人を想定しています。
ぜひこれからの勉強生活で意識して、成績が良い人になりましょう。
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目次
成績が良い人が基礎を徹底するたった1つの理由
成績が良い人たちがなぜ毎回良い評定や点を取れるのかですが、それが『基礎を徹底しているから』に他なりません。
ちなみに、ここでいう「基礎」とは、各教科の基礎問題のことを指します。
そして、なぜ成績が良い人たちが基礎を徹底するのか。
それは、『学んだことが確実に定着するから』です。
ブラウン大学の実験
基礎を徹底することの大切さを理解できるのが、ブラウン大学の実験です。
この実験では183人の男女を対象に、画像のパターンを覚える記憶トレーニングをしてもらっています。
※この時に参加者を「20分の過剰学習を行うグループ」と「何もしないグループ」の2つに分ける
②30分の休憩をはさみ、似たような記憶トレーニングさらに8回行う
③次の日に記憶テストを受けてもらう
過剰学習とは、「もう覚えられた」というものを、さらに20〜30分ほど詰め込む勉強法のことです。
つまり、この実験では「過剰学習によって記憶力に差が出るのか」を調べたわけですね。
ブラウン大学の実験結果
実験の結果、次のようなことが分かっています。
・過剰学習を行ったグループは、1番目のトレーニングの成績が格段にアップした
ただし、過剰学習を行ったグループは、2番目のトレーニングの成績が少しだけ低下していた
こうなる理由として、研究チームは以下のように仰っています。
しかし、過剰学習を行うことで、新しいスキルを学んだあと脳が「定着モード」になるため、新しいスキルを学んでも前に学んだスキルがしっかりと定着したままなんですね。
ただし、過剰学習をしても後から学んだスキルの定着率が少しだけ下がっています。
過剰学習によるスキルの定着率を防ぐ方法
では最後に、「過剰学習によるスキルの定着率の低下を防ぐ方法」を紹介します。
その方法とは、1回目と2回目のトレーニングの間に『3時間半の休憩を挟む』というものです。
英単語を覚える時を例にしてみましょう。
②そこからさらに、20分間の過剰学習を行う
③3〜4時間の休憩をした後、全く違う数学の勉強をする
こういった流れをとることで、古いスキルと新しいスキルが定着するわけですね。
先日、Instagramの投稿の中で「成績が伸びる人は基礎を徹底し、成績が伸びない人はすぐに発展にいく」という特徴を挙げましたが、それがまさに本記事の内容になります。
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思い出してみると、私も無意識のうちに過剰学習を行なっていました。
souさん
基礎を徹底するだけで効果があるので、これから勉強する時はぜひ「過剰学習」を意識してみてください。
では、また。
https://www.nature.com/articles/nn.4490
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